一体型の超音波風速計の特徴について

風速計には様々な種類がありますが、中でも超音波を用いたものがよく活用されています。風上から風下にかけては風速と音速を足し合わせた速さとなり、風下から風上にかけては音速から風速を引いた速さになります。これを活用したのが超音波風速計です。向かい合わせに配置した発信部と受信部との間で超音波が伝わる時間を計測することで風速を計測することができます。外部雑音が計測に影響しやすいという特徴はあるものの、機械の作動部分がむき出しになっていないので耐久性には優れています。また、頻繁な点検を必要としないので幅広い場所に設置することができます。気象観測用としては風速6mを超えた場合に風速の5%が器差として許容されています。風速が6mに満たない場合は風速0.3m/sが許容器差です。

3次元で風向を測れる機能が一体に

超音波風速計の送受信機の2組を120度の間隔で三方向から構えることにより、3次元での風速の計測が可能になります。3組のセンサーから得られる電波時間の差を計算すれば、様々な方向の風速を観測することができます。さらにその仕組みを活用して風向までも観測することができます。このように風向計の機能を併せ持つ風速計を一体型と呼んでいます。空気には気温によって音を伝えるスピードが変わるという性質があるので、その差異を計測に含めないように考慮して作成されています。3組の送受信機を設置しなければならないという特徴はあるものの、様々な情報を得られるため一体型はよく使用されています。3次元超音波風向風速計と呼ばれることもあります。他にも一体型にはいくつかの形式があります

他にも多種多様な一体型の機能があります

超音波風速計には警報機付きのものがあります。風や波による災害を知らせることで早めの避難を促すことができます。警報は公共機関が発信するため、個人で使う風速計に必ずしも必要な機能ではありませんが、波が高くなりやすい地域などでは有用です。また、メンテナンスのしやすさも風速計選びでは重要になります。超音波を使用した風速計ではそれほど頻繁なメンテナンスは必要になりません。悪天候にも強いという特徴があります。とはいうものの、やはりある程度のところでメンテナンスを行う必要があります。メンテナンスは風速計によって行いやすさが異なります。他にも気圧が測れる機能を有しているものや雨量計が組み合わさったものなどがあります。必要な機能が一体になっているもの選ぶのがおすすめです。
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